介護業界をとりまく難しい課題

介護業界をとりまく難しい課題

介護業界をとりまく課題として「老々介護と認認介護」「介護報酬の引き下げ」「人員配置基準の見直し」に焦点を当てていきます。これらの問題は早期解決が望まれるものばかりですが、残念ながら解決に至る明確な対策がないのが現状です。これらの課題は介護する側の職員の負担も大きいのですが、事業所の努力だけではどうにもならない状態にきています。何らかの公的援助を必要としていますが現場の声が反映されていない提案ばかりのため、人手不足がますます深刻化しています。

  • 老老介護と認認介護

    • 介護業界をとりまく難しい課題

    現在、高齢者が高齢者を介護する老老介護と認知症を発症している人が認知症の人を介護する認認介護の増加が大きな課題となっています。医療の進歩や核家族化で家族の形が変わってきたためこのような状態になっていますが、介護する側の負担が大きいことや安全面に不安があることが問題となっています。高齢者が高齢者を介護するわけですから身体的にも精神的にも大変になるのは当たり前のことです。介護しているうちに健康を害してしまう可能性もあるため、何らかの対策を講じる必要があります。

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    老老介護と認認介護
  • 介護報酬ダウンに伴う影響

    • 介護業界をとりまく難しい課題

    介護業界は他の職種に比べて給与が低いと言われていますがなぜでしょうか。これは介護保険という公的価格が決められていることが原因です。決められた公的価格の中から給与が支払われるわけですが、人数が多くなると支払われる額が少なくなってしまうため、必要最低限の人数で運営することになります。しかし、ギリギリの人数での運営となると職員の負担が重くなってしまうため、利用者が満足するような介護サービスが提供できなくなってしまいます。この問題は事業所の努力だけでは解決できません。何らかの公的援助が必要です。

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    介護報酬ダウンに伴う影響
  • 現実にそぐわない人員配置基準

    • 介護業界をとりまく難しい課題

    介護業界では施設の入居者の定員数に対して職員の人員配置基準が決められています。しかし、決められている人員配置だとシフトが組めないどころか労働基準法にも反してしまうため、施設独自の人員配置を行っているところも少なくありません。現行の人員配置基準では職員の給与やサービスの質が保証できないと言われていますが、政府は人員基準の緩和を提案しています。業務の効率化を図るために新テクノロジーの導入も進められていますが適切に運用できるかといった問題もあるため、人手不足の解消にすぐには結びつかないでしょう。

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    現実にそぐわない人員配置基準

課題と向き合う方法は

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